オーストラリアの大学は、将来的に永住権を狙えるかもしれない都市と職業をいろいろ調べました。そして、テクノロジーやコンピュータにも強く興味があったので、もっとも近い分野で、IT 技術職の可能性があったこと、そしてIT分野に強い大学を探した上で、都市はアデレード、大学は、南オーストラリア大学(UniSA)のBachelor of Information Technology を進学先に決定しました。

南オーストラリア大学(UniSA)への進学に際して、まずは付属カレッジのSAIBTのDiploma of Information Technology へ進学。

ITを大学で学ぶ意味

ITのコースはオンラインや小さいアカデミーでも教えられています。
しかし、僕が大学でITコースを学ぶ一番のメリットは仲間だと思います。先述の通り SAIBT の Diploma of IT は、UniSA の Bachelor of IT コースと教科は全く同じものを学びますし、UniSAのITコースは、オーストラリア内でも高い評価を得ているので、講師、学生共に意識が高い人が集まってきます。そこに身を置くことで刺激にもなりますし、分からないところを教えあったりすることができます。

他のオンラインレッスンやアカデミーと違うポイントでいくと、大学教育には強制力があることです。勉強して理解しないとせっかく払ったお金や費やした時間が無駄になる可能性があります。特に留学生の授業料は安くはないので、絶対に合格しないとというプレッシャーや責任があります。僕はSAIBTとUniSA の ITコースを選んで正解だと思っています。

科目一覧

Problem Solving and Programming
この教科は、プログラム言語 Python の基礎学習です。教科課題は2つあります。毎週宿題のチェックが徹底されていて試験もありました。初めてのプログラミング言語だったので最初は理解に苦しみましたが、慣れてくるとそうでもありません。Pythonは機械学習AIをはじめ、色々なシステムに使われているのでプログラミング初心者にとっては良い言語です。Examはコンピュータを使って行われます。全部で問題が4つ。完璧にコーディングは無理なので部分点で点数がつけられます。ちなみに成績はHD。

・Information Technology Fundamentals
ITの歴史やコンピュータ基本的な項目を勉強。具体的にはコンピュータは0と1しか読み込めないこと、マイクロソフトやアップルの歴史にも触れました。バイナリー数字、8進数、16進数の変換など最初は難しかったです。試験はありました。A4一枚の手書きペーパー持ち込み可でした。

・Design thinking & Digital Innovation
AIME(Australian Indigenous Mentoring Experience) の活動を例に、デザイン思考について考える授業です。この活動を簡単に説明すると、大学生や大人のメンター達がアボリジニの子どもたちの高校卒業を支援したり、大学進学まで出来るようにサポートしている活動です。パネルセッションを聞きに行ったり、グループでポスター作成、プレゼンをしました。グループメンバーの一人が途中でドロップアウト(よくあります。)。試験は無しでした。

・Network Fundamentals

wifiやルータ、IPアドレスなどの基本的なことを学んでいます。サイバーセキュリティなどの分野はこれからも需要があるので取ってよかったと思います。CISCOのパケットレーサー(ネットワーク系勉強のためのソフト)を使ってチュートリアルは行いました。ただ、個人的にネットワークの分野はコンセプトが分かりにくく難しいなと感じました。IPアドレスがどういう風に組み合わせられていて、普段使っているネットワークとデバイスの関係が理解できました。テストは一番怖かったです。A4一枚の手書きペーパー持ち込み可でした。ネットワーク相当むずいです。

・Programming Fundamentals
プログラミング言語Javaについて勉強しています。Javaは一学期目のPython よりも難しくて最初は理解するのに時間がかかりましたが、毎回のプラクティカルや課題を乗り越えるごとに少しずつ楽になってきました。Javaで作られてるプログラムは結構多いので分かれば楽しくなってきます。2つある大きな課題で自分プログラミング向いてないんちゃうかなと思って不安でした。ExamはPython同様、コンピューターを使っての試験。これもHD取りました。

・Database Fundamentals
SQLを使って巨大なデータベースを管理したり検索したりします。僕が1番好きな範囲はデータベースです。具体的にイメージしやすいのはアマゾンの倉庫の商品の管理サイトみたいなものです。ビックデータやIoTと言われる時代にデータベースは必須なので意欲的に勉強しています。データをフィルターするための式(Query)をひたすらパズルみたいに考えていました。なかなか全部覚えるのもきつかったです。Examはコンピューターを使って行われました。髪の持ち込み可で、授業で使ったスライドも全部見れました。しかし、Exam中にGoogle使った瞬間退学らしいです。(当たり前ですが)

・System Analysis
めちゃめちゃレポート書かされます。system Analysisは取るまで全くイメージついていなかったのですが、いろんなシステムを分析して問題解決どうやってアプローチするかみたいな科目です。コンサルティング業務に似ていると思います。なお授業中にいろんなドキュメントのフォームを学んだり、分析テクニック(ブレインストーミング、SWOT, PESTLE など)でケーススタディの問題を分析したりします。最後のグループアサイメントでは問題を分析しシステムのダイアグラムを5個くらい書いてレポートを作ります。この辺からITやっていない人からしたらなんのこっちゃ分からないと思うので興味のある人はDMで質問くれたら答えます。テストもありました。A4一枚の手書きペーパー持ち込み可でした。

・IT project management
この科目はITのプロジェクトがどうやって管理されているかを学びました。User,Supplier,executive,project manager, team managerなどがどのような位置で誰とコミュニケーションを取るかなど大まかかな構図が理解できました。PRINCE2という非常に有名なプロジェクトのメソドロジー(考え方、フレームワーク)を元に、どのような流れでPlanされて記憶しました。それぞれのステージで作るべき文書なども理解する必要があります。Budget、Durationのプラン、を作ったり、グループ課題ではケーススディでの問題をどうやって解決するか、具体案、投資のリターンまで計算しレポートを書きあげパワポでプレゼンします。テストあり。A4一枚の手書きペーパー持ち込み可でした。

参考動画

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2 thoughts on “アデレードでIT留学!!Diploma of Information Technologyの授業内容”

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